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チーム・マネジメント

チームマネジメント、人間-機械システム、そしてヒューマンファクターズを考える

チームとして想像力を発揮する 【ブレインストーミング】

チームによる問題解決の方法として、ブレインストーミング(Brainstorming)は有名です。有効に活用するため、幾つかのルールを理解していたほうが良いです。基本的なルールとして以下のことがあげられます。ブレインストーミング開始前、参加者が見えるところに、基本的なルールを記載した紙を貼り出したり、ホワイトボードへ書き出したりしておくのが有効です。

基本的なルール
 ① 自由奔放の意見を出す。
 ② 批判的議論を禁止する。
 ③ 質より量を追求する。
 ④ 出てきたアイデアを結合し、改善し、発展させる。

準備するものとして、会議室などの開催場所、ホワイトボート又は壁に貼る大きな紙、マーカーペン、付箋紙もあれば効果的に使用しましょう。ブレインストーミングは、通常の会議と別の機会に設けたほうが良いです。前の会議を引きずりながら環境や気分が変わらないと、斬新で貴重なアイデアが出てくることを期待できません。

フェイスブックには「ピザニ枚のチーム」という考えがあり、チーム構成をニ枚のピザが行き渡る人数にするそうです。ブレインストーミングの参加者も厳選して5名から8名が適正な人数になります。アイデアをまとめて言葉で表現し、更に記述するのは困難を伴うため、書記を担当する人を決めておく必要もあります。

漠然とした目的でブレインストーミングを進め、様々なアイデアが出てくるとは思いますが、実施後にアイデアをまとめる段階で集約できず、ブレインストーミングを実施する意味がなくなります。したがって、具体的に解決したいテーマを設定してから開始することが重要となります。

ブレインストーミングの標準的な流れをガイドラインとして整理しておきます。

① 打ち解けた雰囲気をつくるため、雑談、簡単なゲームやクイズなどを行う。
② 課題となるテーマを確認して、参加者が全員理解する。
③ 初めの数分で静かに自ら考える時間を設ける。
④ 付箋紙があればアイデア(1アイデアあたり1枚)を書き出しておいてもらう。
⑤ 参加者が順番にアイデアを発表してもらい、ホワイトボート等に書き出したり、記入済みの付箋紙を貼り付けていく。
⑥ 他の参加者は、ポジティブな反応(例えば、おもしろい! いいね!)をしても良いが、その場で批評をしたり、議論を行わない。
⑦ アイデアが出尽くされるまで④から⑥を繰り返す。

ブレインストーミングは問題解決のアイデアを創出するまでです。何も問題解決になっていません。したがって終了後に、アイデアを整理し、優先順位を付け、実施に向けて実現性も評価しなければなりません。

ブレインストーミングを実施しましたでは、達成感はあるかもしれませんが、何も進んでいないことに注意しないとなりません。チームとして、実施すべきアイデアを決めて、実行していくプロセスも重要です。


参考文献