チーム・マネジメント

チームマネジメント、人間-機械システム、そしてヒューマンファクターズを考える

生身の身体で宇宙へ挑むことができるのか 【サイボーグ】

人間は宇宙船の助けなしで宇宙では生存すことはできません。超真空の宇宙空間では、身体を構成する体組織も瞬時に分解して蒸発してしまいます。気圧を保つ容器(Capsule)内に留まることが必須となります。呼吸を維持するためには、酸素の供給を受けて、吐き出…

不確実の高い世界を生きていく 【VUCA】

世界中が混沌として見通しが立てられなくなってきました。全てが目先の短期的な利益だけを求めて動いているようです。ICT(情報通信技術)が発展して、世界中を情報が駆け巡り、世界は狭くなった感じがします。地球の裏側で生じた事件が身近な生活までも脅か…

地球・生命にとって最も重要な要素 【水】

「水五訓」一、自ら活動して他を動かしむるは水なり一、障害に遭って激しくその勢力を百倍にして得るは水なり一、常に己れの進路を求めてやまざるは水なり一、自ら潔うして他の汚濁(おだく)を洗い、清濁(せいだく)併せ容れるは水なり一、洋々として大海…

【惨事(Tragedy)】 ソユーズ1号事故

1950年代から1970年代、覇権をかけて宇宙開発競争(Space Race)をアメリカ合衆国とソビエト連邦の間で繰り広げられました。第二次世界大戦において実戦配備したロケット技術をドイツ(ナチス)が保有していました。ドイツ敗戦後、ロケット技術を米国とソ連が…

システムは管制官の頭脳の中にある 【システムハンドブック】

宇宙機(Spacecraft)を運用するということは、手元にない見えないシステムを理解し、システムの挙動を想像して、指令・コマンド(Command)を送り、その反応を遠隔データ・テレメトリ(Telemetry)から判断する必要があります。そのようなシステム運用の担い手が…

情報通信技術(ICT)における技術革新を再考してみると 【知能】

正しいプログラミング(またはコード)を書いてあげれば、コンピュータは人間以上に正確に単調な計算も処理することができます。プログラマ(人間)が指示したことを実行するため、間違えること(バグ)も指示した通りに実行されます。IT(Information Techno…

生命を実体化させる力 そして 継承 【遺伝子】

原始の生命が彗星に乗って地球に到来したことについて述べました(以前の記事)。生命とは何であるかという問いについて明確な定義はありません。ジョイス(Joyce)の定義、コシュランド(Koshland)の定式化などが提唱されています。事実が物語っているのは、生…

あの時に止めることができたのか? 完全なる人災 【JCO事故】

人間が関与する大規模のシステムを見続けて、最も衝撃的な事故は福島第一原子力発電所事故です。教訓は将来に渡って引き継がれなければなりませんが、戦争や震災などの記憶と同様に薄れて忘れて、再び悲劇が生まれてしまいます。 福島第一原子力発電所事故が…

我々を地球に閉じ込めたままなのか?【重力】

無重力状態は、私たち地球の住人にとって、いささか奇妙なしろものにはちがいない。しかし人間の身体組織は、手足がめっぽう軽くなったと感じながらも、すぐそれに順応する。そのときの私の状態を話そう。私はふわりと座席から浮きあがり、キャビンの天井と…

我々の祖先である生命は地球で生まれたのだろうか 【パンスペルミア】

46億年前に地球が形成され、地球上において生命が誕生し、進化してきたと信じてきました。地球誕生当時、超高温で灼熱の大地であり、有機物は存在できないほどでした。もちろん生命も生存できません。その後、原始の大気と海をつらぬく稲妻による放電によっ…

個人の考え、思想を変えることができるのか?【意志】

自分と他人を分ける自己を認識し、自ら行動する主体として自我が形成されます。哲学や心理学における問いの始まりかもしれません。デカルト(Descrartes)の『我思う、故に我あり』、パスカル(Pascal)の『考える葦』として示されています。哲学を語るほどの教…

最前線であり、付加価値を生み出している場所 【現場】

価値や成果を生み出している場所は「現場」です。日本語の「現場」を端的に表している英語はないかもしれません。"Field"や"Site"なども場所の意味しか表していません。最前線(Front Line)は現場の意味合いが若干含まれています。現場という考え方が日本独自…

現代のシステムに必要なリソースは? 生命維持には? 【電力】

自然を満喫するためにキャンプに出かけようとして何を携帯していきますか? せっかくオフラインになれる機会ですが、スマートフォンを家に置いておくことはないかもしれません。電池性能も向上して、充電切れをあまり気にしなくても良くなりました。そして、…

奥深くには神の手が宿っているのか?【ランダム】

乱数(Random Numbers)というと誤った数と受け取れますが、数学では「0から9までの数字がそれぞれ同じ確率で現われるように並べられた数」と定義されます。乱数を眺めていると完全に無秩序のように見えますが、それぞれの数の出現回数を比較すると同じとな…

計画通りに進まない 戦略を磨く 【戦略】

かつて私は、戦略という言葉を使うことをためらった。軍事の匂いが強すぎるといわれたからだ。だが考えは変わった。プランが知的な遊びに終わっていることが多いことに気づいたのだ。綺麗に綴じて棚に置き、それだけで素晴らしいことを行った気になっている…

人は何に恐れるのか、怖れを克服するには【恐怖】

人間が懐く情動の1つして「おそれ(恐れ、怖れ)」があります。あまりにも日常的に感じ、当たり前すぎる感情かもしれません。私たちの日常において多大な影響を与えている感情ですが、実体は何ものなのでしょうか? おそれる(恐れる、怖れる)① 身に危険を…

取るものなのか、追求すべきものなのか【責任】

新聞やニュース、日常において聞かないことがない言葉に「責任」があります。当たり前の言葉と考えていましたが、本質まで問い詰めるとよくわからなくなりました。広辞苑では、①人が引き受けてなすべき任務、②政治・道徳・法律などの観点から非難されるべき…

太古から放射線の中で生命は生きてきた 【シーベルト】

宇宙において核分裂・核融合は常にどこかで行われている事象です。地球上で私たちが恩恵を受けている太陽からのエネルギーは、太陽が水素をへリウムに変える核融合反応によって生成されています。太陽サイズの恒星の寿命は100億年と推定されており、太陽誕生…

集団に群れる心理、集団となることで危険なこと 【集団思考】

集団(Group)は、人々が集まった団体であり、ある機能(生産的である必要はありません)を持っています。そして、所属する構成員の間において相互依存の関係があることも特徴です。歴史は人が群れ(集団)を作って行動してきたことを物語っており、集団では漠…

問題を解決するため、理論で考えぬく力を磨く【論理学】

数学を通じて論理思考が強化されるはずですが、試験のために答えを導き出す力のみを鍛えています。しかしながら、社会には正解のある問題はありません。中学数学における証明問題で、「ゆえに」の意味で《 ∴ 》の記号、「なぜなら」の意味で《 ∵ 》の記号を…

複雑なシステムの挙動を予測できるのか 【カオス】

「太陽系の中で地球はどのように運動しているのだろうか?」 古代の天文学者も長年に渡って思索していた問いです。物理学、天文学、又は宇宙工学を学ばれた方ならば、ケプラーの法則はご存じだと思います。ケプラーの法則は、ヨハネス・ケプラー(Johannes Ke…

気高い気質を持って 熱く生きるということ【情熱】

医師は人の痛みを取り除く職業である。当然、世のため人のための思いがなければ医師であってはならないとさえ思う。「この人を絶対に助ける」という、熱い思いを持って、真剣勝負をしなければならない。熱い思いで一生懸命になることが大切なのは、何も医師…

世界の全てを書き下すことができるのか? 【暗黙知】

1950年代にドラッカーが知識社会(Knowlege Society)の到来を予想し、知識労働者(Knowledge Worker)との用語が生み出されました。ドラッカーは、知識が価値を生む社会との説明だけではなく、高い割合の子供たちが進学して知識労働者が増えることも指摘してい…

【惨事(Tragedy)】 チャレンジー号 爆発事故

1月27日でアポロ1号火災事故(以前の記事)から半世紀(50年)が経過しました。歴史を感じますが未だ半世紀なのかとも思います。そして、1月28日にはチャレンジャー号爆発事故、2月1日にはコロンビア号空中分解事故が起きており、1月末は有人宇宙において重…

目標達成のためにフィードバックを活用する 【フィードバック】

制御工学で重要な設計手法として、フィードバック(Feedback: 帰還)設計があります(以前の記事)。フィードバックとは、システムにおいて出力の一部を入力側に戻して出力を調整することです。教育や指導において、訓練を受けた後に行動してもらい、その結…

前向きな姿勢、上を向いて 感謝を忘れず 【感謝】

深刻なニュース、批判的なニュース、消沈させるニュースが飛び交い、我々の気持ちも暗くなりがちですが、だからこそ意識して前向きな気持ちを心掛けないといけません。色々な人達の発言を聞いていると、望んでいる/いないに関わらず、自分が考えていること…

地球上の人類以外に知的生命体は実在するか? 【ドレイク方程式】

無限大な宇宙において、人類以外の知的生命体(宇宙人)は実在するのだろうか? 知的生命体を探索するプロジェクトは進行中であり、様々な研究者も知的生命体が存在することを主張しています。最近では、地球(Earth)以外にも生命が生存できる可能性がある…

チームの利点である自由度や可変性を活かせるか? 【チーム構成】

チーム構成は、自由度が高いため、様々な組織を組むことができます。その自由度・柔軟性がチームの特徴であり、目的を達成するために最も適した方法をも模索し、外部環境の変化にも応じて、チームは適応していく能力を持ちます。ただし、自らの組成力、その…

頼り切っている視力の限界を認識する【視覚】

視覚からの情報は、知覚できる情報の80%を占めていると言われています。確かに、何か変な音を聞いたとしたら、視覚を通じて何が発生したか確認してしまいます。視覚を信頼しきっていますが、信じているよりも視覚は頼りないものなのかもしれません。 視覚に…

質問する意義について問う 【質問する力】

日本における教育の弊害として、試験やテストでは正解がある質問が取り扱われます。採点でも〇または×が明確になっています。一歩でも社会に出れば、答えが明確な問題などありません。白と黒で色をつけるとすれば、全ての回答(決断)はグレーであり、限りな…